女性活躍推進 ~職場でも家庭でも働く女性が輝く社会を~

【ゲスト】
竹之内幸子さん / 株式会社Woomax代表 中澤英美里さん / 元墨田区議会議員・墨田幼稚園園長

女性活躍の課題とは


中央)竹之内幸子さん 左)中澤英美里さん

Q.河野:
日本は、ジェンダーギャップ指数が世界153カ国中121位と下位です。特に男女の「賃金格差」、「管理職比率」、「国会議員比率」のギャップが大きい。これらを解消することが喫緊の課題ですが、竹之内さんは企業に対して、ダイバーシティや女性活躍を推進する研修を行ってらっしゃいますね。企業における課題というものはどのようなものがありますか。
A.竹之内:
今までの日本企業の人材教育は、ひとつの成功モデルに当てはめようとする傾向が強かった。これからは一人一人の「個」を引き出し、活かすかが大切ですね。それがインクルージョンやダイバーシティに繋がります。会社側だけでなく女性自身もバイアスを克服して、仕事はあくまで手段、働くことでいかに自己実現していくのか、まさにワークライフバランスが重要です。企業側には、「個を尊重すること」、女性自身に対しては、「主体性を持つこと」が大切であるとお伝えしています。

Q.河野:
さて「国会議員の男女比率」という項目がありますが、元墨田区議会議員の中澤さんはこのことに関して、どのようにお考えですか。
A.中澤:
私は区議会議員を二期務めましたが、特に女性だからやりにくいと感じたことはありませんでした。女男という性別の違いで分けて考えず、一人の人として何が出来るかを考えるという意識改革が必要なのではないでしょうか。

Q.河野:
中澤さんは幼稚園の園長先生もされていますが、働く女性が増えたことで、子供との関わり方というものは以前と比べ、何か変化はありますか。
A.中澤:
専業主婦の方だけでなく、働く母親も増え、とても多様化してきています。働かなければならない方、働きたい方と家庭によって事情は様々だと思いますが、幼児期というのは唯一無二の重要な時期です。母親だけが子供を育てるのではなく、父親、さらには地域や社会全体で子供たちを教育していくという意識が重要だと考えます。

終わりに.河野:
ありがとうございます。これから私も、女性の活躍を支えられる政治家を目指して尽力致します。


(こちらの内容は、【YouTubeチャンネル 東京・板橋オープンサロン 第9回「女性活躍推進」】hosted by 河野ゆうき より一部を書き起こしたものです)